向い風と追い風と
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_/_/_/_/_/_/_/ ソフトウェア業界 新航海術 _/_/_/_/_/_/_/_/_/
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第232号 2010/11/14 『向い風と追い風と』
▼ まえがき
▼ [技術動向] (1)大手ITベンダー4社の4~9月期決算
▼ [技術動向] (2)NTTデータ、米企業を過去最高額で買収
▼ [技術動向] (3)国内市場先細りという逆風
▼ [技術動向] (4)ヨットは向い風でも前進する
▼ [技術動向] (5)Rubyと農家.com
▼ [技術動向] (6)仮想化と新サービス
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まえがき
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株式会社慶の蒲生嘉達です。
今回は、日経コンピュータ11月10号の記事をネタにして話します。
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[技術動向] (1)大手ITベンダー4社の4~9月期決算
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日経コンピュータ11月10号に、『大手ITベンダー4社の4~9月期決算
「予想に反し国内市場が回復せず」』という記事が載っていました。
> 富士通、日立製作所、NEC、NTTデータの国内大手ITベンダー4社が
> 2010年4~9月期決算を発表した。・・・(中略)・・・
> 各社の情報・通信分野の業績は、富士通と日立が減収増益、NECの
> SIサービスやアウトソーシングを含む「ITサービス」事業が減収減益。
> NTTデータは増収減益だった。
「国内市場が回復せず」は、請負開発などの営業をしていて、
実感として感じています。
案件規模の縮小、単価下落、技術者の余剰感は依然として続いています。
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[技術動向] (2)NTTデータ、米企業を過去最高額で買収
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日経コンピュータの同じ号に次の記事も載っていました。
『NTTデータ、米企業を過去最高額で買収 欧州とアジアでも大型買収を計画』
> NTTデータは2013年3月期に海外売上高3000億円、海外売上高比率20%を
> 目標にしている。・・・(中略)・・・
> 「国内市場は先細る。ユーザー企業はどんどん海外に出ている。
> 日本企業の海外拠点のサポートを勝ち取るという意味だけでなく、
> 海外市場そのものを開拓する上でも、海外拠点の整備は重要」。
この記事はネットでも見られます。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20101109/353952/
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[技術動向] (3)国内市場先細りという逆風
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クラウド化は日本の中小ソフト会社にとって逆風になるということは
これまで話してきました。
関連記事:
日本のソフト会社は今後5年で半減する(?)
[Blog版] http://www.gamou.jp/sailing/2010/07/5-2083.html
[HP版] http://www.kei-it.com/sailing/229-100704.html
プライベートクラウド vs. パブリッククラウド
[Blog版] http://www.gamou.jp/sailing/2010/05/vs-1cd4.html
[HP版] http://www.kei-it.com/sailing/228-100505.html
クラウドが技術者に与える影響
[Blog版] http://www.gamou.jp/sailing/2010/03/post-7560.html
[HP版] http://www.kei-it.com/sailing/227-100319.html
しかし、日本の中小ソフト会社にとってもう一つ大きな逆風が吹いています。
新興国の経済成長、グローバル競争の激化、円高によって、
ユーザー企業が海外に出て行き、それを追いかけて国内大手ITベンダーも
海外に出て行くという流れです。
> あるITベンダーの経営トップが解説してくれた。「大手のお客さんは皆、
> IT投資の軸足を海外に移すと言っている。国内のIT市場はジリ貧だ」。
(「ITベンダーの海外展開が加速、国内は空洞化するのか」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20101108/353879/ より)
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[技術動向] (4)ヨットは向い風でも前進する
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本号を「ヨットは向い風でも前進する」という話でまとめることもできます。
ヨットの帆は、飛行機の翼と同じように、前からくる風に対して、
“丸い側”に揚力(=推進力)を生み、この揚力の方向を巧みに操ることで、
風上向って、45%以上の角度さえあれば、どの方向へも進むことが出来る
そうです。
(http://www.tenshoku-plus.jp/room/osaka/narutaki/200807/01.shtml 参照)
したがって、向い風でもヨットのようにジグザグに前進しよう
という方向で話をまとめることもできます。
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[技術動向] (5)Rubyと農家.com
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しかし、今回は、「経済もIT技術の進歩も複雑なので、たとえ
請負開発事業に吹く向かい風があっても、他の分野では追い風が
吹いている」という方向にまとめようと思います。
日経コンピュータの同じ号に『高速に開発、柔軟に変更
エンタープライズRubyの真価』という記事が載っていました。
「Rubyの活躍の場が、当初の消費者向けWebアプリケーションから、
企業情報システムにまで広がり始めた」という内容の記事です。
この記事の一部はネットでも見られます。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NC/20101105/353848/
慶はいち早くRubyに着目し、自社サービスはRubyで開発しています。
そのノウハウが今後生きてくるはずです。
例:農家.com:http://www.nou-ka.com/
また、農家.comには農業そのものに吹く風もあり、契約農家数、
商品数を伸ばしています。
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[技術動向] (6)仮想化と新サービス
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仮想化という強力な風も吹いています。
日経コンピュータの同じ号に次の記事が載っていました。
・『サーバー統合でグリーンITに貢献 シンクライアントも効果大』
・『DATA & DATA ─ デスクトップ仮想化市場は2010年度に475億円』
・『仮想化専用のセキュリティ対策製品が続々 エージェント無くし
スキャン負荷を低減』
慶が現在企画している医療系サービスも最先端の仮想化技術を用います。
請負開発事業では向い風の中で前進するヨットのようにジグザグに前進し、
自社サービスでは追い風に乗り前進したいものです。
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