野菜(カヤツリグサ科)

2019年12月19日 (木)

タイガーナッツは栽培は容易だが、収穫が面倒

Taigタイガーナッツはカヤツリグサ科」の続編です。
 
タイガーナッツは上の写真のように根に小さな豆ができます。
これが、ジャガイモのような茎なのか、サツマイモのような根なのかは正確には分かりません。
 
Taiga_20191219191201 しかし、2枚目の写真を見るとジャガイモのようにストロン(地下茎)の先端が膨らんでできているように見えます。

参考記事:ジャガイモの芋の付き方さつまいもは根が太ったものむかごは茎が変形したもの

タイガーナッツは非常に生命力が強いので、栽培は容易です。
完全に無肥料、無農薬で栽培できます。
 また、最初のうちは株間を除草する必要がありますが、ある程度育った後は雑草に負けないので、除草する必要もありません。

Taigae しかし、収穫は面倒です。
 例えば、落花生は地上部を引き抜いたら、土の中の落花生のほとんどが茎からはずれずに収穫できます。
しかし、タイガーナッツは地上部を引き抜いたら、9割以上が土の中に残ります。
しかも、小さいく、表面に土がついているので、単なる土の塊なのかタイガーナッツなのかは指で確かめないと分かりません。(つぶれたら土の塊、つぶれなかったらタイガーナッツという具合に・・・。)

3枚目の写真は、洗浄後のタイガーナッツです。

| | コメント (0)

2019年7月23日 (火)

タイガーナッツはカヤツリグサ科

Taiger 坂戸の畑で今年から試験的にタイガーナッツを栽培しています。
 
無農薬・無肥料で栽培しています。
 
成長力が旺盛で次々と分げつしていきます。

Taiger_n_20190723105601タイガーナッツはカヤツリグサ科です。

(食用カヤツリグサに「タイガーナッツ」という商品名をつけたという方が正しいです。)

カヤツリグサ科の特徴は茎が三角形だということです。

植物の茎は丸いのがふつうだが、不思議なことにカヤツリグサの茎の断面はきれいな正三角形をしているのだ。
・・・・(中略)・・・・
一般の植物は茎の断面が丸いので、どの方向にも曲がることができる。しなることによって外部からの力に耐えるのである。一方、三角形の茎はしなることができない。そのかわり、頑強さが自慢だ。

(「身近な雑草の愉快な生きかた」(稲垣栄洋著)より)

 

Kaya_20190723105501 1枚目と2枚目の写真はタイガーナッツ、三番目の写真は畑などでよく見かけるカヤツリグサです。

サイズは違いますが、形はよく似ています。


カヤツリグサの仲間は見た目にはとても似ていて区別が難しい。三角形の茎が制約要因になって、バラエティに富んだ進化ができにくいのである。

(「身近な雑草の愉快な生きかた」(稲垣栄洋著)より)

 

Taiga

| | コメント (0)