ゴジラ、トカゲ、ウーパールーパー、そして植物の再生力
皆様はもう「ゴジラ-1.0」をご覧になられたでしょうか?私は去年12月に見てきました。
以下、ネタバレになるので、未見の方は注意してください。
映画の終盤、ゴジラは敷島浩一(神木隆之介)の捨て身の攻撃によって、上半身を爆破されました。
そしてゴジラが海中深く沈んでいくシーンで映画は終わりました。
そのシーンでは、沈んでいくゴジラの体から新しい器官がポコポコと再生しているように見えました。
いつの日か、全身が再生されることを暗示していました。
私はゴジラの再生力に驚きました。
トカゲはしっぽが切れてもはえてきますが、手足は切断されるともとには戻りません。
(ネット記事「傷ついたトカゲの腕や足が再生するのに必要な日数とは?」参照)
一方、ウーパールーパーは手足や心臓を再生できるだけでなく、脳や脊髄のような中枢神経すら再生する能力があります。
(ネット記事「切り取られた「脳を再生」するウーパールーパーの秘密を解明!」参照)
ウーパールーパーが脳を再生する能力があると言っても、「脳の一部が切り取られても再生する」という意味です。
脳全体を失った後で脳が再生されるということはありません。
ゴジラ-1.0ではゴジラが頭部全体を失ったにもかかわらず、再生されることを暗示していました。
ゴジラの再生力はウーパールーパーをはるかに超えています。
ところが、植物の再生能力はゴジラ以上です。
植物は茎、葉、根を土に挿すだけで、植物全体が再生できます。
挿し木は茎や葉や根に分化した細胞から、個体を構成する様々な細胞を生み出せるということなのです。
関連する過去記事:
最近のコメント