雑草

2023年6月27日 (火)

ヨモギ酒

無農薬の畑で自生しているヨモギを使って、ヨモギ酒を作りました。
 
ヨモギは発ガン抑制因子としてよく知られたインターフエロンを増殖させる働きがあることが 医科学的に確認されているそうです。 

参考文献:よもぎの葉焼酎漬けの作り方よもぎ酒はすごいぞ

 

【材料】

  • 乾燥させたヨモギ葉:150g
  • 35度のホワイトリカー:1.8リットル4本
  • 8リットルのガラス容器

 
【作り方】

  1. Yomogi_20230627115501 乾燥ヨモギ葉を容器に入れる。
  2. Yomogisake ホワイトリカーを注ぎ込む。
  3. 3ヶ月程度、冷暗所で保管する。

 

ヨモギ酒に使用する乾燥ヨモギ葉の量については、文献によってかなり異なっています。
 

よもぎの葉焼酎漬けの作り方よもぎ酒はすごいぞ では、ホワイトリカー1.8リットルに対し、乾燥ヨモギ葉は150gとなっています。

この割合では、ホワイトリカー1.8リットル4本に対して、乾燥ヨモギ葉は600gとなります。
 

よもぎ酒【ヨモギ酒】 では、ホワイトリカー200ccに対して乾燥ヨモギ葉1gとなっています。
 
この割合では、ホワイトリカー1.8リットル4本に対して、乾燥ヨモギ葉は72gとなります。
 

「美味しい果実酒 効く薬用種」(秋本由紀子著 池田書店)では、ホワイトリカー980ccに対して乾燥ヨモギ葉20gとなっています。
 
この割合では、ホワイトリカー1.8リットル4本に対して乾燥ヨモギ葉は146gとなります。
 
これが今回採用した割合に最も近いです。
 
8リットルのガラス容器に乾燥ヨモギ葉を普通に詰め込んでいくと150gで一杯になったので、その量にしました。
 
Yomogishu ホワイトリカーを入れて1時間程するとヨモギ葉が浮いて、下にスペースができたので、もう少し詰め込むこともできたかもしれません。

 

 

| | コメント (0)

2021年7月 5日 (月)

ヨモギ茶

Yomo_20210705145501 ヨモギは街中でも見かけることができます。

上の写真は東京都練馬区の某所で撮影したものです。

コンクリートの隙間からヨモギが生えています。

Yomogicha  ヨモギはお茶にすると美味しいです。 
 
私はスギナ茶も好きですが、味が薄いので梅酢を加えて飲みます。
 
ヤーコン茶はブラックコーヒー代わりになるくらい苦みが強く、私は好きですが、苦手は人もいるでしょう。
 
Yomogi ヨモギ茶はほうじ茶のような味です。
 
また、何とも言えない良い香りがします。

ヨモギ茶の作り方は簡単です。
 
【材料】ヨモギの葉:適量(生葉でも乾燥させてもOKです。)
 
【作り方】熱湯で5分程煎じる。

| | コメント (0)

2021年6月28日 (月)

ドクダミチンキ

Dokudami チンキとは、生薬やハーブの成分をエタノール(今回は35度のホワイトリカーを使用)に浸すことで作られる液状の製剤です。
 
今回は畑の一角に繫茂しているドクダミを使って、ドクダミチンキを作りました。
 
Dokudamihana ドクダミは5月~7月に白い花を咲かせます。 
 
ドクダミの白い花びらのように見える部分は実は葉が変化した総苞片(そうほうへん)で、花は中心の突出した黄色い部分のみです。


【材料】

  • ドクダミの全草(花、茎、葉):あるだけ
  • 35度のホワイトリカー:ドクダミが浸る量


【作り方】

  1. ドクダミを適当に切る。
  2. よく洗う。
  3. 水を切って、1日ほど陰干しする。(水分が多すぎるとアルコール分が薄まるから)
  4. ドクダミを保存容器に入れる。
  5. ドクダミが浸りきるだけのホワイトリカーを入れる。
  6. 1ヶ月以上、冷暗所で寝かせる。

Dokutinki

ドクダミチンキは虫除けになります。
 
スプレー容器に入れて、腕や足に吹き付けて使います。
 
虫除けだけではなく、虫に刺された後に吹き付けることで、かゆみを抑えます。 
 
また、材料がホワイトリカーなので、ドクダミ酒として飲むこともできます。

 

| | コメント (0)

2020年6月29日 (月)

Googleレンズ

Susuki 東京都練馬区某所の空き地に巨大な草が生えていました。高さが2メートルを超えています。
 
Googel 以前は、「この植物は何なんだろう」と思っても、調べることができませんでした。

しかし、最近はGoogleレンズ(スマホアプリの一つ)で調べることができます。

Googleレンズを起動して、対象物を映して、検索ボタンをクリックすると、瞬時に検索結果が出ます。
 
今回は、ススキ、ジャイアントミスカンサス、セイバンモロコシ、ナピアグラス等が検索結果として表示されました。

その後、文字で個別に検索して、ナピアグラスかなと思いました。
 
ススキにしては大きすぎるし、ジャイアントミスカンサスほどには大きくないので・・・。

 

Gl

| | コメント (0)

2017年5月11日 (木)

カラスノエンドウ茶

Karasuカラスノエンドウは食べられます。

 

(参考記事:カラスノエンドウ
その上、体にも良いそうです。
カラスノエンドウは食用としておいしく食べられるだけでなく、含まれている成分は体の健康に作用する効果があります。主な成分は「クエルシトリン」「アピイン」「ビタミンB1」です。
「カラスノエンドウ」は健康にもいい?おすすめレシピもあわせてご紹介! より)
カラスノエンドウの一番簡単な利用方法はお茶です。
畑に生えているカラスノエンドウをお茶にしてみました。
 

Karasucha


【材料】
カラスノエンドウ
 
【作り方】
・カラスノエンドウを洗い、干し網に入れて、乾燥させる。
・適当に切って急須に入れる。(見た目も緑茶の茶葉に似ています。)
・お湯を注ぐ。
色も緑茶そっくりです。玄米茶のようなマイルドな味がします。

Karasuendo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月15日 (土)

カラスノエンドウ

Karasu

カラスノエンドウは都会でもよく見かける雑草です。
練馬区のマンションの花壇でカラスノエンドウが元気よく密生していました。
(参考記事:カラスノエンドウ
カラスノエンドウは農家の畑よりもむしろ荒地によく生えます。
カラスノエンドウは、硝酸態窒素が10a当たり1kg前後しか含んでいないような土壌に多く発生する
(農文協「土をみる生育をみる」より)

Karasu2

ところで、カラスノエンドウは食べることもできるそうです。しかも体に良いそうです。
今度試してみます。
 

カラスノエンドウは食用としておいしく食べられるだけでなく、含まれている成分は体の健康に作用する効果があります。主な成分は「クエルシトリン」「アピイン」「ビタミンB1」です。
「カラスノエンドウ」は健康にもいい?おすすめレシピもあわせてご紹介! より)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月29日 (月)

コニシキソウ

Konisiki

畑で見かける雑草についての雑学です。

畑の通路などで地面べったりに葉茎が伸びている小さな草をよく見かけます。茎はやや赤く、小さな葉は丸みを帯びています。

これは「コニシキソウ」という植物です。

Konisiki

もともと地面べったりなので、人に踏まれてもダメージを受けずに成長していきます。

歩道の隙間にもこのように逞しく生えてきます。

踏まれないところでは、少し頭をもたげています。(下の写真参照)

Konishiki

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月11日 (土)

歩道の植え込み内のドクダミ

Dokudami

池袋の劇場通りで6月11日に撮った写真です。

歩道の植え込み内で、主役のツツジに負けない勢いでドクダミが自生しています。

Dokudami2

6月中旬に白い花を咲かせます。

 
正確には、この白い花弁のように見える部分は花弁ではありません。これは苞(ほう)と呼ばれる器官でつぼみを包んでいた葉の変形です。そして中心部の黄色い部分がたくさんの花の集合体です。

Dokudamif

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月24日 (土)

夏の強力な雑草:メヒシバ

Mehi

夏の雑草で繁殖力が最強なのは、おそらくメヒシバでしょう。借り手のいない市民農園の区画は、夏になるとメヒシバに占領されます。

2アールの菜園のサツマイモ畑はほぼ放任なのでメヒシバも繁茂しています。

サツマイモのつると葉も強力に畑を覆い尽くすので、他の雑草は生えにくいのですが、メヒシバだけはサツマイモに負けずに育ちます。

しかし、メヒシバが生えているからといってもサツマイモの収量が落ちるという感じはしません。メヒシバが生えてもサツマイモにとっては日光を遮るというほどではないからかもしれません。また、サツマイモは収穫前の一カ月は窒素分が多すぎるとデンプン価が低くなり、まずい芋になるので、雑草による窒素分の収奪もあまり問題にならないのかもしれません。

夏の雑草の中でも特にメヒシバが強い理由は次の二つです。

  1. C4植物である。C4とは光合成の方式の一種で、強光、高温、乾燥に強い。
  2. 茎を横に這わせて節から根を出しながら、広がっていく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月 6日 (日)

キュウリの巻きひげは葉、ヤブガラシの巻きひげは茎

Kyuuri_2キュウリやゴーヤの巻きひげ」に続き、巻きひげについての豆知識です。日本植物生理学会編「これでナットク!植物の謎」に次の記述がありました。

つるをもつ植物を「つる植物」といいます。同じつる植物でも、インゲンマメ、クズなどは巻きひげをもっていません。一方、キュウリ、ニガウリ、エンドウなどは巻きひげをもっています。
つるは茎です。巻きひげは多くの場合、葉が変形したものですが、ブドウ、ヤブガラシ、フウセンカズラのように茎が変形したものや、バニラの巻きひげのように根が変形したものもあります。




Yabu_2キュウリの巻きひげ(上の写真)とヤブガラシの巻ひげ(左の写真)はそっくりなのに、前者は葉が変形したもので、後者は茎が変形したものということです。


ヤブガラシの巻きひげについて、ネットで次の説明を見つけました。

 
 
 

主軸の先は1回分岐する細い巻きヒゲになる。主軸についた葉の腋芽がふつうの茎となり伸び続ける。(「植物形態学」より)



Yabugarasi

左の写真を見ると納得できるかもしれません。

写真の上の方で柵に巻きついているつるが本当は主軸で、そこから脇芽が分岐して、普通の茎として伸びていきます

| | コメント (0) | トラックバック (0)