農家.com農園では毎年サツマイモを植え付けています。
苗(芋づる)の一部は自分で作ります(「サツマイモの苗作り・植え付け」参照)が、大部分は種苗店やネットで購入します。今年はネットで150本購入しました。
毎年、自分で作った苗は活着が良いのですが、購入した苗は活着が悪いことが不思議でした。購入した苗の活着率は6割くらいの時もありました。
ネットで購入すると、たいがい次のようなことが書かれた説明書がついています。
苗が到着したら2日ほど風通しのよい冷暗所に置いてから植え付けます。植え付けの目安はイモヅルが少ししんなりしている頃です。到着した苗が既にしんなりしていたら到着後すぐに植え付けてください。
したがって、これまで、種苗店やネットで購入した苗は、このとおり植え付けていました。そうすると活着が悪いのです。
今年は植え付ける前に1日間、切り口を水に浸けた後に植え付けました。
すると、活着率はほぼ100%でした。
20本ほど植え残ったので、切り口を水に浸けた状態にして保管し、3日後に植えましたが、やはり活着率はほぼ100%でした。
市販の苗・・・(中略)・・・植え付け前日まで苗の元1cmのみを水につけて、十分吸水させてから植えます。
逆に自家苗の場合は水につけずに、苗とり後1日間、段ボール箱の中でしおれさせてから植えたほうが新根の発根が良くなります。
(「これならできる自然菜園」(竹内孝功著)より)
ネット店の説明書で書かれているやり方は自家苗のやり方だと考えれば納得がいきます。
その説明書にも、よく読むと、「お届け後すぐに植え付けができない場合は、切花のように切り口を水に浸けた状態で、冷暗所で管理してください」とも書かれていました。
【写真の説明】
- 1番目の写真:植え残った20本ほどを水に浸けている様子
- 2番目の写真:水に浸けている部分のみ
- 3番目の写真:植え付けから3週間後
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