トルバム・ビガー
以前、接ぎ木ナスを植えたら台木のトルバム・ビガーから枝が生えてきたという記事を書きました。
(「ナスの台木から生えてきたトゲのある枝」参照)
先日、市民農園の某区画で台木から伸びたトルバム・ビガーが穂木のナスを圧倒するまでに伸びているのを見かけました。
ここまでトルバム・ビガーが伸びると栄養をそちらに吸い取られ、穂木のナスの実は少なくなります。
トルバム・ビガーの枝の先端には白い小さな花が密集して咲いています。
トルバム・ビガーもナス科なので、花の形は普通のナスに似ています。
接ぎ木苗の利点は病気に強くなることと、収穫量が増えることです。
トルバム・ビガーはナスの台木として非常に優秀です。
トルバム・ビガーについて、アグリナレッジ(*)に次のように書かれています。
- 本台木を用いた接木ナスは、青枯病、半身萎凋病、半枯病、ネコブセンチュウに対して抵抗性を有し、特に半枯病は免疫性で全く発病しない。
- 総収量は「ヒラナス台木」より10%強、“耐病VF茄”台木に比べ約8%の増収となる。
(*)アグリナレッジとは、農林水産研究に関する国内の論文・情報が探せるデータベースです。
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