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2022年1月14日 (金)

カエデの葉の裂数

Kohaの写真は会社の近くのタワーマンションの前庭に植えられた樹木に付けられたプレートを撮影したものです。

 「コハウチワカエデ 小羽団扇楓。別名イタヤメイゲツ。掌状葉は7-11裂。果実の翼は水平です。」

 と書かれています。
 
極めて短い説明文ですが、私が知らなかったことが幾つか含まれていました。

 

(1)カエデの品種によって掌状葉の裂数が異なる

モミジやヤツデなどのように掌状にさけた葉を掌状葉または裂状葉と言います。

そしてその裂数がカエデの品種によって異なることを、私は初めて知りました。

コハウチワカエデは7-11裂ですが、品種によっては3~5裂、5~7裂など様々です。

 (「裂状葉の木」参照)

Ikebukuro

(2)1本の木に生えている葉の裂にも違いがある

1本のカエデの木に生えている葉の裂にも「7-11裂」のように幅があることも、私は初めて知りました。

上の写真は2021年12月20日に池袋の森で撮影したものです。(関連する過去記事:池袋の森

Kaede7_600 Kaede5_600

 

 

その写真の一部を拡大しました。

左の葉は7裂、右の葉は5裂です。
 

(3)翼果
 
「果実の翼は水平」とはどういう意味でしょうか。
 
カエデは翼果(よくか)と呼ばれる翼状の果実を付け、その翼の角度が品種によって異なるそうです。
 
翼果ができるのは5月なので、5月に池袋の森で観察しようと思います。

 

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