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2022年1月

2022年1月29日 (土)

エザワフルーツランド

Ezawafl 1月15日(土)に千葉県木更津にあるエザワフルーツランドを訪問しました。

上の写真はエザワフルーツランドの入り口です。
 
Ezawa ブルーベリーの品種にはハイブッシュ系、ラビットアイ系があります。
 
ハイブッシュ系は寒冷地向けで、ラビットアイ系は温暖地向けです。
 
両者は栽培法も収穫適期も異なります。

ラビットアイ系の中にも多くの品種があります。
 

エザワフルーツランドでは、摘み取り用にラビットアイ系10品種を栽培しています。
Ezawaf  

品種によって収穫時期をずらすことで、7月から9月まで長期間、完熟ブルーベリーを収穫できます。

エザワフルーツランドでは、出荷用にもラビットアイ系4~5品種を栽培しています。

エザワフルーツランドの園主の江澤貞雄さんは、1985年から農協指導員として、ブルーベリー栽培に取り組み、試行錯誤の末、独自の栽培法を確立しました。

そして、1997年に農協を退職し、自宅の竹林、杉・ヒノキ林を5年かけて切り開き、エザワフルーツランドを始めました。

江澤さんの栽培方法は、無農薬、ほぼ放任、しかも、高糖度・大粒・多収です。

この栽培方法は「ど根性栽培」とも呼ばれています。

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2022年1月22日 (土)

マメ科の蝶形花をスイートピーで理解する

2014年7月5日に「マメ科の植物は複雑で精密な花を咲かせる」という記事を書きました。
 
その記事では、インゲン豆の花、アピオスの花の写真を載せ、稲垣栄洋著「キャベツにだって花が咲く」から下記を引用しました。
 

マメ科の植物は、「蝶形花」と呼ばれるチョウが羽を広げているような形の花を咲かせます。

蝶形花は、旗弁(きべん)と呼ばれる花びらが上に一枚、左右に雄しべと雌しべを囲んで二枚ずつ花びらがあり、全部で五枚の花びらで花が形作られています。  


 
 そして、 「このような説明を本で読んだ後見ても、よく分からないくらい細かくて精密です」と結びました。

Suit600 一昨日、ある花屋の前を通ると、看板に「豆科の春のお花 スイートピー」と書かれていて、スイートピーがたくさん売られていました。

看板どおり、スイートピーはマメ科です。
  
インゲン豆とアピオスの蝶形花は小さすぎて、構造がよく分かりませんでしたが、スイートピーくらい大きいと分かるはずです。
  
3本550円で購入しました。

Suitp 左の写真で、「旗弁と呼ばれる花びらが上に一枚、左右に雄しべと雌しべを囲んで二枚ずつ花びらがある」ことが分かるでしょうか?
 
Suitpi まだよく分からなかいと思うので、花を一つだけ切り取り、左右の花びらのうち、外側の花びらを広げてみました。
 
中央の白くて小さな花びらの中に雄しべと雌しべがあります。

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2022年1月14日 (金)

カエデの葉の裂数

Kohaの写真は会社の近くのタワーマンションの前庭に植えられた樹木に付けられたプレートを撮影したものです。

 「コハウチワカエデ 小羽団扇楓。別名イタヤメイゲツ。掌状葉は7-11裂。果実の翼は水平です。」

 と書かれています。
 
極めて短い説明文ですが、私が知らなかったことが幾つか含まれていました。

 

(1)カエデの品種によって掌状葉の裂数が異なる

モミジやヤツデなどのように掌状にさけた葉を掌状葉または裂状葉と言います。

そしてその裂数がカエデの品種によって異なることを、私は初めて知りました。

コハウチワカエデは7-11裂ですが、品種によっては3~5裂、5~7裂など様々です。

 (「裂状葉の木」参照)

Ikebukuro

(2)1本の木に生えている葉の裂にも違いがある

1本のカエデの木に生えている葉の裂にも「7-11裂」のように幅があることも、私は初めて知りました。

上の写真は2021年12月20日に池袋の森で撮影したものです。(関連する過去記事:池袋の森

Kaede7_600 Kaede5_600

 

 

その写真の一部を拡大しました。

左の葉は7裂、右の葉は5裂です。
 

(3)翼果
 
「果実の翼は水平」とはどういう意味でしょうか。
 
カエデは翼果(よくか)と呼ばれる翼状の果実を付け、その翼の角度が品種によって異なるそうです。
 
翼果ができるのは5月なので、5月に池袋の森で観察しようと思います。

 

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2022年1月 7日 (金)

ブロッコリーの抽苔

抽苔(ちゅうだい)とは、花茎(かけい:花をつけた茎)が伸びだすことです。
 
とう立ち、あるいは、花芽分化(はなめぶんか、かがぶんか)とも言います。
 
 
抽苔についての理解は、農業では重要なので、過去に何度も取り上げてきました。
 
抽苔についての過去記事の例

 

Toutachi 一般に葉物野菜が抽苔すれば、花茎の方に栄養がまわるので、葉の成長は止まります。
 
玉ねぎの玉は葉鞘です。とう立ちすると、葉鞘が上に伸びるので、玉の中は左の写真のように空洞になります。
 
(関連記事:タマネギの玉は葉鞘が肥大したものであることが直感的にわかる写真
 
したがって、葉物野菜の栽培では、「いかにして抽苔させないか」が課題になります。
 
しかし、ブロッコリーは花蕾を食べる野菜です。したがって、うまく抽苔させることが重要です。
 
ちなみに、果樹栽培では、抽苔した結果としての果実がゴールなので、丁度良いバランスとタイミングで抽苔させることが重要になります。
 
(関連記事:梅や桜は貯蔵養分で花を咲かせる

 

抽苔のトリガーとなるのは、気温(低温、高温)と日長(短日、長日)で、野菜によって様々なバリエーションがあります。
 
ブロッコリーの場合、低温は必要ですが、長日は必要としません。
 
Baro ある程度成長してから低温に合えば、春を待たずに抽苔します。
 
左の写真は2021年12月31日に撮られたものです。
 
春を待たずに花咲いています。
  
したがって、ブロッコリーの一般的な作型は次のようになります。

  • 7月に種をまき、高温期に十分に成長させる。
  • 冷涼となる10月~11月に花蕾を収穫する。

Buro 収穫後のブロッコリー

 

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