ハクサイの花芽分化と抽苔(とう立ち)
八百屋で半分に切った白菜を購入しました。
写真は外側の葉を食べた後なので、貧弱になっていますが、元は立派なハクサイでした。
よく見ると、中央の芯が花芽分化しています。
ハクサイの作型は早生なら、7月末~8月上旬播種、10月下旬~11月収穫、晩生なら8月上旬播種、12月~2月中旬収穫です。
その間、低温にあうと花芽分化します。
極初期、種子のころから感応するので、「種子春化型(シードプラントバーナリゼーション)と呼ばれます。
花芽分化すると新葉の分化が停止し、それ以上葉数が増えないので、生育の極初期から低温にあわせない栽培が要求されます。
3番目の写真は、畑で抽苔(とう立ち)したハクサイです。
球内で分化していた花芽が、高温と長日で成長が促進され、抽苔します。
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