ターサイとロゼット
写真(2020年1月17日撮影)はターサイという中国野菜です。
ターサイは暖かい時期に栽培すると小松菜のような形状になります。葉が高く伸びます。
しかし、冬場に栽培すると、写真のように、たくさんの葉が横に広がり地面に張り付いたような形となります。
この形をロゼットと呼びます。
ロゼットは植物の冬越しのスタイルとして理にかなっています。
ロゼットの茎はごくごく短く、ほとんどないように見える。
その短い茎に葉を密につけて、地面にぴったりとつけているのである。
外気に当たる面積は葉の表面のみ。葉の裏側は暖かな地面で守られている。
そして、葉は無駄に重ならないように放射線状に広げ、最大限の効率で光を受けるのである。
(稲垣栄洋著「植物の不思議な生き方」より)
ターサイだけでなく、タンポポ、オオバコ等多くの植物が冬場はロゼットを作っています。
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