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2016年6月10日 (金)

アサツキのとう立ちの仕方

Asatuki

玉ねぎの可食部分は茎の周りについた葉鞘です。ニンニクの可食部分は茎の周りの葉鞘についた腋芽です。(「ニンニクやタマネギは葉っぱを食べないのになぜ葉菜類なのか?」参照)

玉ねぎもニンニクもその茎が伸びて、花を咲かせます。

アサツキのように分球する野菜のとう立ちとはどのようなものでしょうか?

上の写真はとう立ちしたアサツキを掘り起こしたものです。下の写真は根本部分の接写です。

アサツキは次々と分球ししていきますが、そのうちのごく一部しかとう立ちしません。

Asatuki2

10個位の塊のなかで1個しかとう立ちしません。

玉ねぎのとう立ちは可食部分を消滅させます。

ニンニクのとう立ちも、養分が花茎の生長に使われるという意味で、可食部分の肥大化を抑制します。しかし、玉ねぎのとう立ちほどには致命的ではありません。

 
アサツキのとう立ちは上記仕組みから考えると、ニンニクのとう立ちよりもさらに影響が少ないと言えます。

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