キュウリの巻きひげは葉、ヤブガラシの巻きひげは茎
「キュウリやゴーヤの巻きひげ」に続き、巻きひげについての豆知識です。日本植物生理学会編「これでナットク!植物の謎」に次の記述がありました。
つるをもつ植物を「つる植物」といいます。同じつる植物でも、インゲンマメ、クズなどは巻きひげをもっていません。一方、キュウリ、ニガウリ、エンドウなどは巻きひげをもっています。
つるは茎です。巻きひげは多くの場合、葉が変形したものですが、ブドウ、ヤブガラシ、フウセンカズラのように茎が変形したものや、バニラの巻きひげのように根が変形したものもあります。

ヤブガラシの巻きひげについて、ネットで次の説明を見つけました。
主軸の先は1回分岐する細い巻きヒゲになる。主軸についた葉の腋芽がふつうの茎となり伸び続ける。(「植物形態学」より)
左の写真を見ると納得できるかもしれません。
写真の上の方で柵に巻きついているつるが本当は主軸で、そこから脇芽が分岐して、普通の茎として伸びていきます
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