ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロン
ショウガの有効成分を話では、ジンゲロール、ショウガオール、そしてジンゲロンという3つの単語が出てきます。
生の生姜をすりおろして食べるときに感じる辛味は、ジンゲロールによるものです。
生姜を切って煮物料理などに使うと、辛味は薄れ、香りが強くなります。これはジンゲロンによるものです。はジンゲロールを加熱するとジンゲロンに変わります。
ジンゲロールを乾燥するとショウガオールに変わります。
ショウガオールはジンゲロールよりも辛味が強くなるだけでなく、薬効も変化します。
ジンゲロールも、血流促進や殺菌作用などの素晴らしい薬効を持っていますが、ショウガオールは、体内の脂肪や糖質の燃焼させて体温をあげ、その結果ダイエット効果を上げるという薬効を持っています。
ショウガオールには他にも、コレステロールを下げる、抗酸化作用などの薬効があります。
したがって、乾燥した生姜は昔から漢方薬で重要視されてきました。
生姜を単に乾燥させてもショウガオールが発生し、十分に薬効があるのですが、蒸して乾燥させるともっとショウガオールが増えます。
漢方薬では、蒸して乾燥させた生姜を乾姜(かんきょう)と呼んでいます。
下の写真は農家.com農園で販売している「蒸しショウガパウダー(100g)」です。
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