ニラが小さな花の集合である理由
ニラは小さな白い花が丸く集まった花を咲かせます。
小さな花の利点は、咲かせるのには大きなコストがかからないということです。
花が小さいので、小型の昆虫に花粉を運ばせることになります。
小さな花をたくさん集める利点は目立つことだけではありません。
全体として長い期間咲き続けることができるという利点もあります。
下記はタマネギの花についての記述ですが、ニラの花も同様です。
まりのように集まったタマネギの花をよく見ると、すべての花が咲いているわけではにことに気がつきます。タマネギの花は小さな花を順番に咲かせていくので、咲き終わった花や、これから咲くつぼみが集まって一つの球を形作っています。そのため、一つ一つの小さな花は咲いている期間が短くても、全体としては長い間咲き続けて昆虫を呼び寄せることができるのです。(稲垣栄洋著「キャベツにだって花が咲く」より)
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