アルカディア計画実践農場さんを訪問
8月18日(火)にアルカディア計画実践農場さんを訪問しました。
東京駅10:00発の高速バスに乗り、11:50に大多喜停留所で下車しました。
大多喜停留所まで農場のオーナーの梶原さんが車で迎えに来てくれました。
その車で、梶原さんが耕している田んぼや畑を案内してくれました。
(借りている田んぼと田んぼの間がかなり離れているので。)
(1)減農薬、有機肥料の田んぼ
左の写真は減農薬、有機肥料の田んぼです。
植物防疫協会の農薬空中散布のみ行っています。
梶原さんとしては、本当は農薬は使いたくなかったのですが、他の田んぼの真ん中にあるため、断り切れなかったそうです。
(2)農薬不使用、有機肥料の田んぼ
左の写真は農薬不使用、有機肥料の田んぼです。
他の田んぼの端にあるので、植物防疫協会の農薬空中散布を断ることができたそうです。それゆえ、農薬を使っていません。
アルカディア計画実践農園では、様々な品種の稲を育てています。
コシヒカリ(中稲)、フサコガネ(中稲)、フサオトメ(早稲)、アキタコマチ(早稲)、ハツホシ(早稲)、もち米です。
「ここでは○○を作っています」と田んぼごとに教えてくださいましたが、覚えきれませんでした。
(3)体験農業の田んぼ
左の写真の田んぼは大学の学生が体験農業をしている田んぼです。
(その体験農業はアルカディア計画実践農場さんが主催しています。)
農薬不使用、有機肥料です。
学生さんも忙しいようで、草取りをしていません。
農薬を使っていないために雑草が猛威を振るっていること、そして、雑草に養分を奪われて米の成長が妨げられていることが分かります。
きちんと手入れされた梶原さんの田んぼと比較してください。
(4)「愛むすめ」の田んぼ
さて、左は話題の「愛むすめ(一本植え)」の田んぼの写真です。
一本植えは究極の「疎稙」です。
疎稙とは「密集させず離して植える」という意味です。
疎稙にすれば、病気も減り(それゆえ農薬不使用が可能となり)、1本あたりが広く根をはるので化成肥料を使う必要もなくなります。
「愛むすめ」の田んぼ以外も、アルカディア計画実践農場さんの田んぼは基本的に疎稙です。
密集させている他の農家の田んぼの写真を撮らなかったので、みなさんは比較できませんが・・・。
「愛むすめ」は1本1本が縦よりも横方向に成長する感じです。
一本植えだと、1本単位の収量も増えます。
写真を見れば、稲と稲との間が広いこと、たくましく成長していることが分かります。
しかし、一本植えだと田んぼ全体の収量は減りますし、一本植えできる機械がないので、普通の農家は一本植えはやりません。おそらく、全国的に見ても、一本植えをしている農家はアルカディア計画実践農場さんだけでしょう。
「愛むすめ」も農薬不使用、有機肥料です。
米ぬか除草をしています。
しかし、米ぬか除草はタイミングが非常に難しく、今年はうまくいかなかったため、「地獄の草取り」になったそうです。
(5)ドブタって一体?
左の写真は、梶原さんが3年前に米作りを始めたときに、最初に借りた田んぼです。
やはり、農薬不使用、有機肥料です。
この田んぼは山から泥が流れ込む位置にあり、しかも、水はけが悪いので、極端にぬかるんでいます。
いわゆる超湿田と呼ばれる田んぼで、近隣の農家からは「どぶ田」と呼ばれる事も・・・。
トラクターがぬかるみにはまって、よく出られなくなるそうです。
維持に手のかかる、このような田んぼから休耕田になってしまうのだそうです。
しかし、よい場所にある田んぼは水利設備が共同で管理されているので、いつ田んぼに水を入れるのか自由に決めることができないという不自由さもあります。
その点、この「どぶ田」の水は梶原さんが自由に決められます。
なお、「愛むすめ」の田んぼも、水については梶原さんが自由に決められます。
(6)はざかけ支柱、野菜
アルカディア計画実践農場さんでは、他に、オクラ、カボチャ、ヘチマ、ナス、モロヘイア、落花生、エダマメなど様々な野菜も栽培しています。
左の写真はオクラの写真です。
普通の5角形のオクラではなく、丸オクラです。角がありません。
沖縄で栽培されているオクラだそうです。
(7)農業体験とお土産
一通り田んぼと畑を案内していただいた後で、農業体験もさせていただきました。
昨日から「超湿田」に排水路を作っているとのことだったので、その手伝いをさせていただきました。
裸足になりこの湿田入ったらズブズブと膝までつかります。
歩くだけでも大変です。
「稲が植わっているところはこんなことはないんでしょう?」と質問したところ、「同じようなもんですよ」という答え。
これで草取りをするとは驚きです。
「就農」ということが生易しいことでないことを体で理解しました。
畑のオクラ、ミョウガの甘酢漬けをお土産にいただいて帰りました。
ありがとうございました。
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