2023年8月28日 (月)

C区画の状況

Bb C区画のブルーベリーは概ね順調に育っています。 
 
「概ね」と言った理由は、上手く根付かず枯れた苗や、草刈り時に切ってしまった苗もあるからです。

植え付けた本数、残っている本数は次のとおりです。

  • ブルージャム 20本→14本
  • オースチン 20本→19本
  • フェスティバル 22本→22本
  • ティフブルー 22本→18本
  • キャラウェイ 28本→28本
  • メディット 29本→25本
  • パウダーブルー 30本→29本
  • バルドウィン(1) 27本→24本
  • バルドウィン(2) 14本→13本

(バルドウィンは2列なので、分けて書いています。)
 
 
欠けたところは、剪定した枝から苗を作って植え直します。

Hachi_20230828161101 Hachinosu_20230828161101

バルドウィンの1本にアシナガバチが巣を作っていました。 
 
業者に依頼して駆除してもらいます。

2023年7月28日 (金)

A区画とB区画に電気柵を設置しました

以前、健康ブルーベリー農園のA区画とB区画が猪とキョンによる被害を受けたことを下記記事に記しました。

 

そこで、7月15日にA区画とB区画に電気柵を設置しました。 

A区画 ↓
Denki Denkia

B区画 ↓

Denkib 
電気柵については次の動画が勉強になりました。

 

電気柵と言うと常に強い電流が流れていて、触れた動物に強いショックを与えるというイメージがありますが、そうではありません。
 
電気柵に流れている電流は、パルス電流というもので、通電時間は1秒ごとに0.01秒以下です。
 
動物の鼻や肉球など皮膚が露出した部分が電気柵に触れると、電流が、電気柵→動物→地面 と流れます。
 
いわゆる感電です。
 
しかし、通電時間が1秒ごとに0.01秒以下なので、それだけで怪我を負うことはありません。
 
「強い静電気を受けたような痛み」だそうです。

また、動物の毛に覆われている部分はほとんど電気が流れないので、その部分の接触では効果がありません。
 
動物は初めて見るものをまず鼻などで触ろうとするので、その時感電し、学習し、その後柵に近づかなくなります。
 
そのため、「電気柵は心理柵」と言われます。
 

ソーラーパネルで発電しています。
 
また、雑草が伸びて電気柵に触れると、電気柵→雑草→地面 と電気が流れてしまうので、柵の下には防草シートを敷きました。

 

2023年6月14日 (水)

猪とキョンによる被害状況(A区画)

2023年2月19日にUPした「猪とキョンにやられました」では、次のように記しました。

健康ブルーベリー農園では2022年3月23日~26日にブルーベリーの苗を植えました。
  
当農園にはA区画、B区画、C区画の3区画があるのですが、その後の苗の成長に差が出ています。
 
C区画が最も成長していて、次いでB区画、最も遅いのがA区画でした。
  
特にA区画では多数の苗が根から掘り返されていました。

 
A区画の状態が分かる写真(2023年6月6日撮影)を公開します。

Inos ←苗が倒されています。
 
Inoshi ←苗のそばの地面が深く掘り返されています。
 
猪は土中のミミズを探して掘り返すのだそうです。
 
苗は倒されていませんが、生長は遅いです。キョンに若葉を食べられるからだと思います。
 
全体的に雑草があまり育っていないのも、キョンが食べているからだと思います。

Ino ←猪のひづめの跡がくっきりと残っているところもありました。


A区画、B区画は電気柵を設置し、その後に苗を植え直す予定です。

2023年5月20日 (土)

C区画で剪定、施肥作業を行いました

5月12日(金)に健康ブルーベリー農園のC区画で、剪定、施肥作業を行いました。
 
A区画、B区画は猪とキョンの被害を受けたので、今回は行いませんでした。
 
この2区画は電気柵を設ける方向で検討しています。

A区画は猪が半分位の苗を掘り返してしまい、残りの苗もキョンに若葉を食べられて生長が遅れています。

電気柵設置後に苗を植え直します。植え直しは2024年3月になる予定です。

B区画は、猪による被害はほとんどありませんが、キョンの食害で生長が遅れています。

電気柵設置後、しばらく様子を見て、苗を植え直すかどうかを決めます。
 
Nae_20230520165901 C区画は順調で、2022年3月に植えた苗が左の写真のように立派に育っています。

Mi 既に実をつけていますが、枝を生長させるために、実は全て摘み取りました。 

また、内側に伸びている枝、混み合いそうな枝は切りました。 

油粕、硫黄を一握りずつ与えました。
 
Hana 品種によっては、まだ花を咲かせているものもありました。

2023年2月19日 (日)

猪とキョンにやられました

2022年5月18日の「第1回草刈り」で書いたとおり、その時点で既にA区画、B区画、C区画では苗の成長に差が出ていました。

C区画が最も成長していて、次いでB区画、最も遅いのがA区画でした。

この傾向は8月2日の「第2回草刈り」でも10月3日「第3回草刈り」でも続き、その差はむしろ差は広まっていました。

特にA区画では多数の苗が根から掘り返されていました。

最初は土の成分の違いかと思いましたが、その後、地元の農家の方の意見も聞き、猪とキョン(鹿の一種)のせいだとの結論に至りました。

Hirayama316_sen600 C区画のそばには多くの民家が隣接しています。

       C区画の航空写真

そのため、猪やキョンは近づきません。

Hirayamaab_sen600 一方、A区画、B区画はC区画よりも山側にあり、民家から離れています。

      A、B区画の航空写真

特にA区画は山林に面しています。

猪はA区画に入ってきて、苗を掘り返し、根の下のミミズを食べたのでしょう。

キョンはA区画とB区画の一部にまで入ってきて、苗の若芽を食べたのでしょう。

雑草そのものがA区画に少ないのは、柔らかい雑草をキョンが食べたからでしょう。

3月にA区画の苗を植え直します。

Hirayama_abc600

     全体の航空写真

 

2022年8月 2日 (火)

第二回草刈り

8月2日に第二回草刈りを行いました。

AbefforeA区画草刈り前

AaffterA区画草刈り後

BafterB区画草刈り後

Bafter2B区画草刈り後(B区画は前日に業者の方がやってくださったので、草刈り前の写真はありません。)

CbefforeC区画草刈り前

CaffterC区画草刈り後

 

 

2022年5月21日 (土)

第1回草刈り

5月18日(水)に初めての草刈りをしました。

健康ブルーベリー農園にはA区画、B区画、C区画の3区画があります。

3区画合計で面積は8,355㎡、苗木の本数は838本です。

草刈りは刈り払い機を使用し、4名で4時間程で完了しました。

H3before H3a

C区画が最も雑草に覆われていましたが、苗も最も生長していました。

上の写真左はC区画の草刈り前、右は草刈り後です。

C区画はカラスノエンドウなどの豆科の雑草が生えていたため、土が肥えていたのかもしれません。

H1b H1a      

A区画、B区画は、雑草はあまり伸びていませんでした。また、苗の生長もC区画ほどではありませんでした。

上の写真左はA区画の草刈り前、右は草刈り後です。

下の写真はB区画の草刈り後です。(草刈り前の写真は取り忘れました。)

H2a

ブルーベリー栽培では年に3回草刈りをします。

まずは五月、盛りの草はすでに1m近くまで伸びているので、それを刈り払い機や歩行式の草刈り機で刈り倒す。梅雨を経ると、また草は伸びてくるので、今度は開園前の七月に刈る。そして最後は閉園の頃の九月。

(江澤貞雄著「ブルーベリーをつくりこなす」より)

 

2022年5月 8日 (日)

様々な品種のブルーベリーを植える理由

一般にブルーベリー農園では様々な品種のブルーベリーを植えます。(「植え付けた苗木の品種」参照)

その理由は次の3つです。

(1)収穫時期をずらす

ブルーベリーの品種にも早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)があります。

収穫時期の異なる品種を植えることにより、長期にわたり収穫できるようになります。

(2)食べ比べ

様々な品種を植えることによって、味の違いを楽しめます。

 

(3)他家受粉

他家受粉については、過去に「純粋な白桃の木の増やし方」で次のように記しました。

  • 白桃系以外のモモは、一本だけ植えても自家受粉で実が成る。
  • 白桃系のモモ(以下「白桃」と略します)は、一本だけ植えても実が成らない。
  • 白桃に実を成らすためには、白桃系以外の品種のモモを少なくとも一本植えなければならない。または、同一樹に接ぎ木しなければならない。


ブルーベリーも基本的に他家受粉です。

但し、自家受粉できないわけではなく、自家受粉する品種もあります。(ハイブッシュ系の一部)

但し、その場合も他家受粉で結実した実の方が高品質(味・サイズ)になるそうです。


 

2022年5月 1日 (日)

植え付けた苗木の品種

【A区画】

703600

ウッダード 35本
ブルージャム 35本
オースチン 36本
モンゴメリー 39本
フェスティバル 39本
デライト 40本
メデット 41本
ティフブルー 41本
ノビリス 50本
バルドウィン 50本
合計 406 本

 

【B区画】

700600

ウッダード 23 本
ブルージャム 9 本
オースチン 21 本
フェスティバル 12 本
デライト 36 本
キャラウェイ 12 本
ティフブルー 12 本
ブライトブルー 38 本
パウダーブルー 42 本
クライマックス 15 本
合計 220 本

【C区画】

3201

ブルージャム 20 本
オースチン 20 本
フェスティバル 22 本
キャラウェイ 28 本
メデット 29 本
ティフブルー 22 本
パウダーブルー 30 本
バルドウィン 41 本
合計 212 本

2022年4月19日 (火)

ブルーベリーの苗木の作り方

ブルーベリーは11月から3月の間に1回剪定をします。

そして、剪定で切り落した枝を使って、苗を作ることができます。

そのやり方を解説します。

  1. Eda_20220419174201 剪定で切り落した枝を適当な長さに切って、湿った新聞紙にくるんで、冷蔵庫に保管しておく。
  2.   3月末から4月初めに冷蔵庫から取り出し、長さ8cm~10cmに切る。(以下、これを「挿し穂」と呼ぶ。)
  3. 挿し穂をよく見ると小さな葉芽が出ていて、これで枝の挿し穂の上下の向きが分かる。
  4. Eda_20220419174202 挿し穂の下の切り口を左右から削って、尖らせる。
  5. Peet ピートモスに十分に水を含ませる。
  6. Pot 3号(直径9cm)のポリ鉢にピートモスを入れる。ポリ鉢一杯ではなく、上部約1cmが空くように入れる。(水やりの時に水がたまるように。)
  7. Nae_20220419174201 葉芽が上を向くように、挿し穂をピートモスに挿す。ポリ鉢の底までではなく底から1cm位のところまで挿す。(根が伸びるスペースを確保する。)
  8. もう一度、ポリ鉢に水を注ぎ、ピートモスのデコボコを無くす。
  9. Kansei_20220419174301 最後に、挿し穂の上の切り口に木工用ボンドをつけて保護する。

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