「ITサービスの1Q決算、60%超の減益」の要旨
第223号「上は曇、下は雨」の補足です。
日経コンピュータ2009年9月2日号 スペシャルレポート「ITサービスの1Q決算、60%超の減益 製造業不振が影響、外注抑制が中堅以下を直撃」の抜粋です。
○09年度4~6月期はIT業界総崩れ
同記事は、まず、「09年度4~6月期はIT業界総崩れともいえる結果だった」と指摘しています。
8月半ば、ITサービス各社の2009年4~6月期決算が出そろった。主要なITサービス会社89社の業績を合計すると、売上高は前年同期比4.7%減、営業利益は同66.3%減と減収減益だった。
そして、
業績悪化の主な要因は(1)製造業のIT投資の急減、(2)大手銀行の大規模投資の一服、(3)ハードウェア販売の不振の三つだ。
○中堅以下ほど厳しい
同記事ではさらに「中堅以下ほど厳しい」ということを指摘しています。
中堅以下ほど利益確保が困難になっている点も特徴だ。
「企業規模別に見たITサービス会社の売上高、営業利益の増減」という図が載っています。それによると、売上高が1000億円以上の会社は減収減益といえども、営業利益はプラスなのに対し、売上高が1000億円以下の会社は営業利益がマイナスになっています。
例えば、500億~1000億の会社は前年同期は34.1億円の営業黒字だったのに対し、09年度4~6月期は22.5億円の営業赤字となっています。
同記事は、中堅以下ほど利益確保が困難になっている理由として下記の2点を挙げています。
(1)大企業よりも中堅企業向けの方が売上高の減少率が大きい。
中堅以下のエンドユーザは大企業ではなく中堅企業であり、その中堅企業が大企業以上にIT投資を抑制しているということです。
(2)大手システムインテグレータの内製化、外注抑制
大手システムインテグレータも人が余っているので、内製比率を高め、外注費を減らしているということです。
この点は、6月17日に「新航海術の補足ブログ」に書いた下記の記事でも触れました。
[新航海術の補足ブログ]中小ソフト会社の冬の時代はしばらく続く
http://www.gamou.jp/comment/2009/06/post-7525.html
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