« 固定的時間外労働手当の背後にあるもの | トップページ | 慶のビジネスプランが経営革新計画承認 »

T健保の被保険者数が平成21年度は3,800名減る

第218号の補足です。

T健康保険組合「平成21年度事業計画ならびに予算概況について」からの引用です。文中の健康保険組合名は「T健保」に変えています。また、下線は私が付けました。

昨年末から今年の年始にかけ、T健保で加入各社に緊急アンケートを実施したところ、21年度に「前年比で業績悪化」と見る企業は全体の42.7%にのぼるという厳しい結果が示されました。T健保ではこれを踏まえ、予算編成の基礎となる被保険者数・報酬月額・賞与額について、前年比で以下のとおり減少すると推計しています。

被保険者数は、前年比3,800名減の188,800名となります。ここ数年、着実に増えてきた被保険者数が前年割れとなるのは、バブル経済が崩壊した平成4年度以来のことです。また、報酬月額は、前年比1,100円減の368,150円、賞与額(年間)は同じく57,825円減の894,604円と、いずれも大きく減少し、T健保の財源の大半を占める保険料収入に大きな影響を与えることになります。

一方、支出面では、皆様の医療費や現金給付の原資となる保険給付金、高齢者医療への負担という二つの支出が増加します。とくに高齢者医療への負担は、総額320億円と巨額です。前年比で14億円の増加となり、このため経常収支では74億6,900万円の赤字計上が見込まれます。

大手SIerの状況について説明した記事はネットでもよく見かけます。
例: 「SIerの通期見通しに下方修正相次ぐ 理由は金融危機とIT投資抑制」
 

しかし、中小ソフト会社の状況について、数字的根拠を持って説明した資料はほとんどないので、引用しました。

|

« 固定的時間外労働手当の背後にあるもの | トップページ | 慶のビジネスプランが経営革新計画承認 »

第218号」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: T健保の被保険者数が平成21年度は3,800名減る:

« 固定的時間外労働手当の背後にあるもの | トップページ | 慶のビジネスプランが経営革新計画承認 »