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図書館を図書館たらしめているもの

第216号「ITは英語と他言語との格差を拡大し固定する」の補足です。

「なぜITは社会を変えないのか」(ジョン・シーリー ブラウン、ポール ドゥグッド著)で大図書館計画について書かれている部分です。

デジタル時代の初期には、「あらゆる知識」を一か所に集めるという考え方が復活した(われわれは「復活」という言葉を使う。なぜなら、この考え方は少なくとも図書館の歴史並みに古い、おそらくは文書の歴史と同じほど古いからだ)。しかいこうした考えが現実と直接的にぶつかるようになるにつれて次第にはっきりしてきたのは、図書館は「収集庫」というよりはむしろ役に立つものを選択して集積しているところだということだ。図書館の保有すべきもの以外は積極的に排除することで、それ自身の利用価値を高めている。同時に特定の利用者グループとその要求を反映しているところでもある。こうしたことから、ひとつのテクノロジーあるいはひとつの解決策がすべてに通用すると考えるのは非常に難しい。

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